「神の言葉は栄え、広がる」

A. 「みんな良い顔、みんな良い人!」

 「ねえ、お母さん、みんな良い顔、みんな良い人!」と、先週、牛込の礼拝に出席したT君(17歳)が言いました。長崎から家族で上京し、礼拝に出席した教会員のSさんと、3人のお子さんたちが証しをしたのです。S君(12歳)は、中学で陸上をする、と今回の証しで語ったのを機に、サッカーに未練は一切なくなったと言います。自分の賜物(神から与えられた特別な能力)が、長距離走にあることを確信しました。
 悔い改める人にとって、神さまの祝福は広がっていきます。神さまの言葉は栄え、広がるのです。

B.聖書より

神の言葉はますます栄え、広がって行った。使徒言行録12章24節
 ヘロデ王は、神さまに背を向け、クリスチャンたちを投獄し、処刑し、迫害し、世を支配していました。ところが、クリスチャンたちは王に敵対せず、武器も持たず、ひたすら耐え、宣教し、祈り、恵みを分かち合い、希望を持ち続けました。すると、ヘロデ王は突然神さまによって打ち倒されてしまいます。もはやイエス様にある豊かで力強い命を見出したクリスチャンにとって、ヘロデの暴力など、衝動的で子どもじみたものでしかなかったのです。
 クリスチャンによる悪への抵抗は、忍耐することであり、報復することではありません。この世の悪は、自らの重みで崩れ去ります。長い目で見た場合、戦うよりも耐えることの方が、神さまの言葉は栄え、広まって行くのです。

C. 都立高校の推薦入学

 牧師先生は15年前、最初にお子さんが与えられたとき、二つのことを願いました。信仰を持ってもらいたいことと、英語を身につけてほしいことでした。そして、3人のお子さんは皆それぞれ信仰を自分のものとして受け止めています。英語を身につけるために、長男のE君を日本にいながらにして、幼稚園と小1のとき、インターナショナルスクールに通わせられました。
 先日、都立高校の推薦入学(面接と小論文)の試験がありました。E君は、T高校が第一志望です。推薦入学の提出書類で、自己PRカード(自分の特徴を売り込む)を書かせられました。「入学を希望する理由」「中学校生活の中で得たこと」の二項目しかなく、かつてインターナショナルスクールに通っていた事実を誰もが忘れていました。その週末、牧師先生が朝お祈りをしていると、インターナショナルスクールに通っていたことが思い出され、その事実を書くべきだという気が起こりました。幸い、まだ書類は高校には提出されておらず、週明けに、担任の先生から返してもらい、「部活動は、5〜7歳までインターナショナルスクールに2年間通って習得した英語の力を伸ばそうと、英語学習部に入りました」という文を書き加えたのです。牧師先生は、推薦枠は、何か特徴のある子を入学させるためのものであろうから、面接官の主観に訴えるものは書かなければ損だと考えたのです。それをお祈りの中で示されたのでした。
 推薦の合格発表で、約5倍の倍率の中、E君の番号が貼り出されていました。E君が、一連のお導きの中で与えられた御言葉はこの言葉でした。
 ヨシュア記7:19「わたしの子よ。イスラエルの神、主に栄光を帰し、主をほめたたえ、あなたが何をしたのか包み隠さずわたしに告げなさい」

D.結び

 この世の悪は、この世的な権力をかざし、重装備で迫ってきますが、やがて自らの重みで崩れ去ります。悪に対して報復せず、祈り、恵みを分かち合い、希望を持ち続けましょう。神さまの言葉は栄え、広がるのです。
御翼2010年2月21日


  
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